沈める寺

 

 

いよいよ今週末へとイベントが迫ってきました!!

 

今回は生徒演奏の後、講師演奏を2曲演奏します。

 

 

そのうち1曲は、ドビュッシー作曲“沈める寺”です。

ドビュッシーのピアノ曲の中では一番壮大な曲と言っても過言ではありません。

 

 

 

 

この曲は4,5世紀に沈んだとされるブルターニュの町イスが、霧の立ち込める朝浮かび上がってくるという伝説に基づいています。

 

海の底からしだいに大聖堂が姿を現し、鐘を合図に修道士たちの哀愁を込めた歌が聴こえてくる。

 

大聖堂が全貌を現し、歌も高まった後、「こだま」を残しながら再び沈んでゆく。(作曲家◎人と作品 ドビュッシー 松林麻利著)

 

 

 

無限な広がり、不動性、静寂、自体無尽蔵で捉えることのできない水、すべてが目に見えるような音色。

 

 

 

これは音の詩です。

 

 

Debussyの楽曲を演奏する時1つポイントになるのは

 

書いてあること以外何もしないことですが

 

それは表現がないということではなく、表現をもたないことに表現の本質があるということを現しています。

 

 

深い、音の詩を精一杯表現したいと思います。

 

 

 

 

 

 

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